生花のような鮮やかさが続く!ハーバリウムの魅力
いつもの生活の中にお花の彩りを取り入れることができれば、それだけで気分が明るくなりますよね。
でも、せっかく生花を買ってきても、数日もすれば色あせてしまい、気づいたころには黒ずんでしまって何だか残念な感じに…
そんなみなさんには、ぜひハーバリウムを生活の一部に取り入れて頂くことをオススメします。
ここでは、いま話題のハーバリウムの魅力をお伝えしましょう。
■index
1 ハーバリウムとは?
ハーバリウム(herbarium)とは、そもそもは「植物標本帳」を意味する言葉です。
みなさんも小学生のころにやったことがあるはずの「押し花標本」も、そういった意味ではハーバリウムなんですね。
最近では、ガラス瓶の中にお花を入れてオイルを流し込む観賞用のものが流行っており、インテリアや雑貨の業界ではこちらを『ハーバリウム』と呼んでいます。
使用されるお花は、ドライフラワーまたはプリザーブドフラワーが一般的です。
もっとも入手しやすいのはドライフラワー入りのものですが、ご存知のとおりドライフラワーはお花の鮮やかさに欠けます。
そのため、ここ数年になって広く知られるようになったプリザーブドフラワー入りのものが人気を集めています。
プリザーブドフラワーとは、生花をグリセリン溶液に浸して脱色し、さらに着色料によって染色することで、ほぼ生花に近い状態で長期観賞を可能にしたものです。
日本でも一部の植物鑑賞家の中では昭和の時代からおなじみだった手法ですが、最近では生花店だけでなく雑貨店などでも専用キットを販売しているようですね。
ビンの中に詰められている液体はオイルです。
ハーバリウムに使用されているオイルは、シリコンオイルまたは流動パラフィンが一般的です。
専門店ではハーバリウム専用オイルとして販売されているものがありますが、多くはシリコンオイルですね。
使用されるビンは密閉性が高くて変質しないガラス瓶です。
ハーバリウムで最もスタンダードな形のものは20㎝程度の縦長の瓶ですが、ちょっとしたアクセントとしてもっと小型の瓶を使ったり、丸形や電球型の瓶を使うこともあります。
2 ハーバリウムのお値段
・小サイズ(10㎝程度の小瓶)で1,500~2,000円程度
・中サイズ(20㎝程度のスタンダードサイズ)で2,500~3,000円程度
が相場です。
LEDライトで下から照らす台がセットになったものなどでは5,000円程度になるものもあります。
ハーバリウムのお値段は、
・使用している花材がドライフラワーなのか?プリザーブドフラワーなのか?
・花材とオイルの量
・お花以外の装飾(オイル内の水晶やLED式の装飾台など)があるか?
によって上下すると考えておきましょう。
3 ハーバリウムはどこで購入できる?
ハーバリウムは、生花店・雑貨店・インテリアショップなどで販売されています。
生花店などでは大量生産されたスタンダードなものが、雑貨店などでは一点ものの創作的なものが販売されている傾向があるようです。
また、最近ではネットショップでもおしゃれなハーバリウムがたくさん販売されています。
こちらの商品のように、敬老の日・母の日・クリスマス・ホワイトデー・誕生日のお花としてプレゼントするのも定番化しつつありますね。
4 ハーバリウムって自作できるの?
これまでにお花を飾ってきたことがある方なら、ハーバリウムを見ていると
「自分でも作ってみたい!」
と感じるでしょうね。
実は、お店で販売されているほどのものではなくても、ちょっとしたハーバリウムならカンタンに作ることができます。
まずオススメなのが『試験管ハーバリウム』です。
こんな感じでシンプルなガラス製の試験管に、少量のドライフラワーやプリザーブドフラワーを入れてオイルを流し込むだけで、お手軽に試験管ハーバリウムが完成しちゃいます。
オイルは専用オイルを使用するのがベストですが、まずは気軽にチャレンジしてみたいという方なら市販のベビーオイルでも代用可能です。
試験管ハーバリウムを作成するポイントは2つ。
・必ずガラス製の試験管を使用すること(プラスチック製は変質しやすいため)
・フタがついたもの(木製コルクでもOKですが、通気性があるのでゴム製がベスト)
雑貨店などではオシャレな試験管立ても販売されているので、ぜひチャレンジして頂きたいですね。
ちょっと本格的にチャレンジしてみたいという方には、ハーバリウム作成キットがオススメです。
大量に作成するのならそれぞれの材料を揃えるほうが1個あたりのコストが安くなりますが、少量ずつ集めても5,000円~程度の出費になります。
このようなキット式のものを購入すれば、少量ずつの材料が割安でセットになっているので、まずはこちらで感触を確かめて、少しずつ本格的な材料を買い足していくと良いでしょう。
5 まとめ
ここでは、今話題のハーバリウムについて、ハーバリウムの魅力や特徴、入手方法やお手軽な自作方法を紹介しました。
ハーバリウムは、素材として使用する花材の種類で季節感やテーマを表現することができて、ビンの形状やリボン・タイなどの装飾と合わせれば贈り物としても非常に喜ばれます。
大切な方に贈るハーバリウムは心のこもった自作のものも喜ばれますが、やはりハーバリウムの基礎知識を習得したプロの作品を贈りたいものですね。
『moon.b』では、一般財団法人日本ハーバリウム協会の認定講師資格(ディプロマ)を取得したプロが制作したハーバリウムを販売しています。
ご希望のイメージに沿ったアレンジメントも可能なので、ぜひお気軽にご利用ください。
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